creators method 2:Study in Playing

山田崇雄の「creators method」第2回目は「Study in Playing」です。

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Study in Playingというのは、日本語でいうと「よく学び、よく遊べ」ということです。

Studyとは「学ぶ」こと。そこから素直にイメージされるものは、例えば大学で講義を受けたり講演会に参加したり、意識して知識や手法を習得することでしょう。これは「学ぼうとして学ぶ」という姿勢です。しかし現実にはそうした機会を持つことが出来ない人が多く、むしろ私達は様々な事を日常生活から学んでいるといえるでしょう。山田はそこを疎かにせず最大活用せよと言っています。

この「日常の中から学ぶ」という姿勢には大事なポイントがあります。それは、興味の無い対象からは決して学ぶことが出来ないということです。対象への無関心な状況、或いは関心があったとしても「嫌だな」という感情に紐づいた嫌悪的な関心。その状況下では何も学ぶことは出来ません。それに対して、自分の興味の中から学ぶ、或いは興味があるものと「楽しい」という感情が紐づいていれば、もっと学ぶ機会を得たいと思うでしょう。実はその姿勢こそが最も効果的な学び方なのです。

Playingというのは「遊ぶ」こと。ここでは自分の心を遊ばせるという意味をより多く含んでいます。自分の興味や関心を通じて自分の心が最も喜ぶように遊ばせる。そうした遊びによって好意的な興味や関心も一層育っていき、よりよい循環が生まれる。結果、「楽しかった」という感情とその体験が記憶に深く残ります。そしてその記憶の中で残る知識や知恵がクリエイティブにとって有効に働いていくのです。

例えば子供と共に公園で遊ぶといった身体全身を使った遊びから、ワインを飲み「心を遊ばせる」といった遊びまで。自分にとって良い刺激を探し、楽しむことは遊びといえます。特に「心を遊ばせる」ということは、ワインを飲むことでいえばそのワインの成熟度を楽しみ、色々なところにイメージを動かす。そしてこのワインが造られている畑はどういう所だろうか、どういう人がこのワインを作っているのだろうか。どういう人が飲んでいるのだろうか。そういういった心が解き放たれたり散りばめられたりするということ、楽しい状況と自分の記憶の中に強い力を生み出していく「遊び」。それが大切だと言います。

遊ぶことからクリエイターには学ぶ事が多くある。言い換えたら「楽しい自分の時間を持て」ということかもしれません。こうした意味では前回紹介した3つのチカラの「楽しむチカラ」から学ぶ事が多く、そして記憶に残りやすいといえるでしょう。


[筆者プロフィール]
西川将史 株式会社 TCD チーフプランナー
心理学 × マーケティング × 写真 × デジタルガジェット × サッカー × 子煩悩 ×のコラボでブランドプランニングをオモシロク。