Branding Topics 5 #10:挑戦する田舎、挑戦する老舗

「Branding Topics 5」と題して、国内外のブランディングやデザインに関する
注目トピックス、ニュースを毎回5本、ピックアップしてご紹介して参ります。
今週はFacebookでリクエストいただいた中小企業ブランディングと地域ブランディングを中心にピックアップ。
ブランディング
「雪室」をブランドに。新潟のの中小食品メーカーなど17社が統一ブランドを展開
豪雪地帯・新潟ならではの「雪室」という食品貯蔵方法。これまでも雪室を謳ったさまざまな製品が出されていましたが、この度「越後雪室屋」として統一展開することになりました。ただロゴを付けるだけでなく、パッケージやWebサイトも「越後雪室屋」ブランドとして一貫したコミュニケーションを行なっています。しっかりとした差別化ポイントがあっても、一製品ではなかなか魅力が伝わりづらいですが、メーカーの壁を超えて統一ブランドで打ち出すことでより広い認知が期待できそうです。
ブランディング
「挑戦する田舎」プロモーションムービーで佐賀県の魅力を世界へ発信
佐賀県が「アバンギャルド・カントリーサイド-挑戦する田舎」をコンセプトに、佐賀の魅力を紹介するプロモーションムービーを作成し、サイトとYouTubeで公開しました。英語、韓国語、中国語(簡体字、繁体字)日本語の五言語で展開され、公開から2週間でYouTubeの再生回数は25,000回を超えています。自県をきっぱり「田舎」と位置づけた上で、前例や固定観念にとらわれず挑戦し続ける佐賀の新しいイメージを発信しています。私は失礼ながら佐賀県にこれというイメージを持っていなかったのですが、テンポよくまとめられたムービーで興味が湧いて来ました。
ブランディング
日本の老舗や中小企業が取り組む「ブランドマネジメントの今」
ブランドマネジメントを取り入れている日本の老舗や中小企業の事例を紹介する、宣伝会議のシリーズ記事です。ブランドマネージャー育成講座のPRも兼ねていますが、各社のブランド担当者がどういった意識で自社ブランドの育成に取り組み、またどんな課題を抱えているかが垣間見えます。「中小企業は”とにかく商品を少しでも多く売りたい”というのが本音であり、何よりも営業力に意識がいきがち。”わが社のブランドとは何か”と、じっくり考えるような時間も余裕もなかった」というのは各社に共通する課題ではないでしょうか。
SNS
「Is Japan Cool?」日本はクールなのか、全日空が訪日促進キャンペーン
全日空が日本への訪問客増加を目的に「Is Japan Cool?」というキャンペーンサイトを立ち上げました。サイト上で日本の代表的なイメージをあげ、クールかそうでないかを投票することができるというもの。限られた項目ではありますが、世界の人々から見た日本のイメージを垣間見ることができます。現在のトップは「おもてなし」。その後「ハイテクトイレ」「温泉」「富士山」「次世代販売機」と続いています。
トレードマーク
Windows8で”リ・イマジネーション”に取り組むマイクロソフト
先週、さんざんアップルの話題を取り上げてしまったバランスを取るわけではないのですが、これもひとつの挑戦する老舗、MicrosoftのWindows8のロゴ発表をピックアップ。Windows8では、これまでのロゴの印象は残しつつ、非常にすっきりとしたシンプルなデザインにリニューアルされます。ロゴデザインのポイントは、伝統とモダンが感じられる普遍性、”真にデジタル (Authentically Digital)”というMetroの原則、Windows8全体に通じる速くてなめらかな”動き(モーション)”などが挙げられています。新しいユーザインタフェースの概念と併せて見ると、新構想のWindows全体が、非常にフラットなイメージでまとめられているのが印象的です。