芦屋・銀座通信 〜銀座の空からこんにちは!〜

「芦屋・銀座通信」では、TCDのオフィスがある兵庫・芦屋と東京・銀座からリレー形式でコラムをお届けします。
第5回目は空を見ながらひと休みできる銀座のスポットをご紹介していきます。

照りつける日差しの中、銀座を歩いていると、アスファルトの照り返しが厳しいと感じることもしばしば。そんな時、風に吹かれたくなったら、商業施設の屋上でひと休みしてみてはいかがでしょうか。

上の写真は今銀座で一押しの寛ぎスポット。2017年4月にオープンしたGINZA SIXの屋上庭園「GINZA SIX ガーデン」です。360度ぐるりとガラスの壁で囲まれ、東京タワーからスカイツリーまで望めるのが特徴。抜けが良く、広い敷地面積を生かした開放感溢れる空間です。

水場や木立が配されていて、暑い日でも風を感じることができます。通常外国人観光客の方々を施設の屋上で見かけることは少ないのですが、ここには様々な国からの観光客やカップル、ファミリーやビジネスマンなど、多様な方々が訪れます。それでも、広いので騒々しく感じず、皆さん思い思いに寛げるのが良いポイントです。
夜は23時まで開放しており、昼間の清涼感とは違った静寂かつ幻想的な雰囲気を味わえます。また、一角に設えられた10月29日までの期間限定レストラン「VOGUE LOUNGE GINZA SIX」も、しっとりとした大人の空間づくりに一役買っています。夜の銀座の空も、ぜひ楽しんでみてください。

こちらは、2016年にオープンした東急プラザ銀座の「KIRIKO TERRACE(キリコテラス)」。
水平方向へのワイド感を生かした「GINZA SIX ガーデン」とは対照的な佇まいで、垂直な壁に囲まれた空間になっています。緑に囲まれたグリーンサイドと、真っ白な空間にプールのあるウォーターサイドに分かれています。夜にはウォーターサイドで開かれるラグジュアリーなビアガーデンが人気です。ビアガーデンではDJイベントがあったりと、賑やかな大人の空間になります。

東急プラザのもう一つの寛ぎ空間は、6階のパブリックスペース「KIRIKO LOUNGE(キリコラウンジ)」。室内に居ながら銀座の空や街並みを感じることができます。お買い物中のちょっとした休憩や待ち合わせ、イベントなどに使われています。ビル全体のテーマとなっている江戸切子をモチーフとした、ガラス細工を思わせる天井の高さは約27m。圧巻の吹き抜け空間になっています。敷地面積がさほど広くない東急プラザでは、垂直方向への開放感を感じさせる工夫をしているのですね。

老舗に目を移すと、銀座三越には2010年にリニューアルオープンした際に設けられた地上9階の「銀座テラス」があります。

銀座通りに面した、抜けの良いウッドデッキと芝生の空間。カフェスペースや親子休憩室、授乳室、オムツ交換室、託児所、イベントスペースなど、子ども連れでショッピングを楽しむための設備が集まったフロアと地続きになっていて、ママたちがベビーカーを傍らに置いて、ゆったりくつろいでいます。

銀座テラスの高さは地上31m。近隣の大きなビルサインがちょうど同じ高さに見えます。銀座通りを越えた向かい側には、あの和光の時計が目の前に。

敷地内には、出世にご利益があるという「銀座出世地蔵尊」があり、ビジネスマンがお参りしている姿もよく目にします。また、食育のために作られた小さな農園があり、地域の子供たちと一緒に植付けや収穫を行うのだとか。百貨店の中にありながら、公共性の高いスペースになっています。三越がリニューアル時に力を入れたという、「顧客層の若返り(40~60代から20~40代へ)」や「ファミリー層の来店しやすさ」「公共性」といった取り組みがぎゅっと詰まった空間です。このような環境によって、「三越の思い出」を持つ子供たちが増え、今後の三越を支えていくことにも繋がっていくのでしょう。

銀座を支えるもう一つの老舗百貨店、松屋銀座の屋上は、また違った特徴を打ち出しています。

こちらは2013年のオープン以来人気を保ち続けている「美しくなるビアガーデン」が屋上の中心的存在。今年から大きな可動式の屋根がつき、雨の心配もなくなりました。今年はtofuづくしのお料理を提供しているそう。
傍らには、松屋銀座ゴルフスクール、そして家内安全・商売繁盛をもたらすという龍光不動尊がひっそりと祀られています。

松屋銀座でゆっくり寛ぐなら、屋上からひとつ下、8階レストランフロアにある「MGテラス」がオススメです。とても静かな空間で、昼休みのOLがお弁当を食べていたりする穴場スポットです。

テナントや商品だけでなく、「どういった寛ぎ空間を提供するか」も、設えによって訪れる人が違い、施設ごとの考え方や個性が現れるポイントの一つですね。
今後、銀座周辺では2018年1月に日比谷三信ビル跡地に大型施設が、2020年には建て替え後のソニービルがオープンします。どんな屋上やパブリックスペースを持った施設になるのかが楽しみです。

さて、地上8階にあるTCD東京オフィスにも小さなバルコニーがあり、お隣ビルの大きなサインや銀座の街並みを見渡すことができます。
銀座を歩き疲れたら、ぜひTCD東京オフィスにお立ち寄りください。


関連リンク:
GINZA SIX
https://ginza6.tokyo/
東急プラザ銀座
http://ginza.tokyu-plaza.com/
銀座三越
http://mitsukoshi.mistore.jp/store/ginza/
松屋銀座
http://www.matsuya.com/m_ginza/


[筆者プロフィール]
大久保 佳代  株式会社TCD チーフ プロジェクトマネージャー
アパレルブランド、インテリアメーカーの広報を経て、2001年TCD入社。
ブランディング、プロモーションなど、幅広いプロジェクトに従事。
着物や古典芸能など、日本の文化を探求中。