2019.11.21

芦屋・銀座通信 ~通り名で楽しむ銀座散歩~

「芦屋・銀座通信」では、TCDのオフィスがある兵庫・芦屋と東京・銀座からリレー形式でコラムをお届けします。

銀座を歩くと多くの通りに名前が付いていることに気がつかれる方も多いことでしょう。ご存知の方も多いかと思いますが銀座は碁盤目状に区画整理されており、縦横に様々な名の付いた通りがあります。

銀座マロニエ通り・すずらん通り

例えば「松屋通り」「ソニー通り」などのその通りにある企業の名前が付いている通りや、「花椿通り」「銀座桜通り」などの街路樹の名前の付いた通り。「みゆき通り」のように明治天皇が皇居から築地の海軍兵学校にへ「御行(みゆき)」されるのに使われていたことが由来になっているなど、様々な成り立ちの通りがあります。

松屋通り・ソニー通り

それぞれの通りには名前以外にも特徴があり、各通りの商店会がそれぞれの通りの魅力を発信していることも、銀座を常に魅力的な街にしている要因の一つなのかもしれません。

花椿通り・銀座柳通り

例えば新しいTCD東京オフィスがある「西並木通り」には、海外の高級ブランド、老舗の飲食店など様々な店が軒を連ねています。「中央通り」に比べれば人も少なく、落ち着いた雰囲気ですが、高級ブランドのショーウィンドウは日々変わり、季節を先取りしていることが多く、今ではすっかりクリスマスムードで、非常に華やかな雰囲気になっています。

並木通り・御幸通り

また歩道もかつてはアスファルトが敷かれていたのを、通りの雰囲気にそぐわないという理由で赤御影石を敷き直すなど、歩道の素材にもこだわった、銀座らしい通りだと思います。一方で古くからの店舗が残っている通りもあり、銀座8丁目にある「金春通り」は飲食店などがある中で「金春湯」という創業150年以上の歴史をもつ銭湯があります。

それぞれの通りの名前の由来や特徴を見比べながら銀座を散策すれば、普段と違う視点で銀座の街を見ることになり、新しい発見があるかもしれません。銀座に来る際は、ぜひ通りの名前やその由来にも注目していただければと思います。

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