株式会社今与

新しいダイヤモンドのジュエリー「SHINCA」のブランディング

[調査・分析] 市場調査/社内キーマンインタビュー
[ブランド戦略] ブランド価値規定/STP策定/ブランドストーリー企画/デザインコンセプト企画
[デザイン開発] ネーミング/ブランドロゴ/ブランドガイドライン/パッケージデザイン/空間デザイン
[コミュニケーション開発] コミュニケーション戦略/パンフレット/広告
[ブランド育成] ブランドコンサルティング

プロジェクトの背景

江戸時代創業の老舗ジュエラー今与が製造、販売する、日本初のラボ・グロウン ダイヤモンドを用いたジュエリーの商品ブランディング。
ラボ・グロウン ダイヤモンドは、その名の通りラボで生まれ、天然ダイヤモンドと完全に同じ成分・特徴を持ちます。純度が高いため美しく、また自然への負荷が少ないことからエコロジーとされています。
TCDでは、このラボ・グロウン ダイヤモンドブランドのコンセプト立案から、ネーミング、ロゴ、パッケージデザインなどを手掛けました。

課題解決のアプローチ

ラボ・グロウン ダイヤモンドは、発売当時は全く新しい商材であったため、天然ダイヤモンドとの違いなどの特徴を伝えつつ発信することが課題。お客様にはもちろん、社内外の関係者、取引先にも理解してもらわなければなりませんでした。
そのため、欧米でのエシカルジュエリー(環境に配慮した宝飾品)の立ち位置を学び、ネーミングやブランド像をさまざまな角度から検討しました。決定したネーミング「SHINCA」の読み「シンカ」に連動させ、最先端の研究技術によるラボでの結晶化の実現(=進化)、不純物を全く含まず、世界有数の最高級ダイヤモンドと同等の輝き(=真輝)、リーズナブルな価格で購入可能、スマートな審美眼を持つ人への新たな選択肢(=新加)という3つのブランドミッションを掲げました。

クリエイティブのポイント

「進化する、新しい輝き」をコンセプトに、ダイヤモンドの選び方、楽しみ方を広げるダイヤモンドジュエリーの進化系ブランドとしてふさわしい世界観を表現しました。
ブランドネーミングだけでなく、ダイヤモンドを支える爪を極限まで絞って輝きを引き立たせるオリジナルの「ピークスセッティング」という呼称の開発、新しい王道を感じさせるブランドロゴデザインやショップツール開発なども行いました。また、店舗デザインでは、ブランドカラーであるブルーを用い、ラボを思わせるクリーンでスマートな空間設計をディレクションしました。

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