2013.07.31

BrandingTopics5 #29:伊勢丹が世界一の百貨店になるまでを、12枚の広告とともに

田中 恵子 株式会社TCD クリエイティブディレクター

「Branding Topics 5」では国内外のブランディングやデザインに関する
注目トピックス、ニュースをピックアップしてご紹介して参ります。
今週はグローバルブランドのカルチャー発信力ランキングなど5つをピックアップ。
ブランディング
伊勢丹が世界一の百貨店になるまでを、12枚の広告とともに
人気サイト「ほぼ日」で連載されている、新宿伊勢丹の広告特集コンテンツ。1994年に「毎日が、あたらしい。ファッションの伊勢丹」を掲げた伊勢丹が、このスローガンを浸透させるべく、社内報にコピーライターの土屋耕一さんの12本の広告コラムを連載しました。往時の広告とそこに添えられたエッセイを通じて、「伊勢丹らしさ」がやわらかく、力強く語られています。
ブランディング
「FENDI」設立90周年を前にロゴリニューアル
2015年に設立90周年を迎える「FENDI」がロゴをリニューアルしました。新しいロゴには「ROMA」と本拠地を記し、シンプルながら、よりフェミニンな印象を与える丸みを帯びた文字となりました。リニューアルに合わせてショッパーやWebサイトもリニューアル。一時人気を集めたバゲットのデザインはそのままのようです。
ブランディング
地方都市がブランディングで人口増へ
千葉県流山市は人口が長い間低迷し、高齢化率が上昇していた典型的な地方都市。その状況を打破するために、マーケティングとブランディング戦略を用いて、誘致プロモーションを行った結果、人口は2005年に比べて1万人増加しています。人口が右肩上がりでなくなった現在、自治体運営にもブランディング視点が重要になってきています。
ブランディング
総合1位はGoogleー10年間の企業ブランド評価
日経リサーチが、過去10年間のデータに基づいて企業ブランドを多角的に評価した「ブランドX(テン) – ブランド戦略サーベイ10年分析」の結果を発表しました。2012年までの10年間にわたって継続してブランド力を測定した日本の主要277社を分析し、ランク付けしたものです。総合1位となったのは、「Google」。2位「Amazon.com」、3位「日本マイクロソフト」と外資系企業の健闘が目立ちます。日本企業の最高位は4位の「ヤマト運輸」でした。
ブランディング
あたらしい「ものづくり」のキーワードはクラウド・コミュニティ
さまざまな技術革新によって「ものづくり」の現場も変わりつつあります。日々刻々と変わる市場、ニーズに対応するためにユニークな試みを行っているのがニューヨークの「Quirky」。ここは3カ月で新しいアイデアを製品化するものづくりのプラットホームです。プランニングからデザイン、プロトタイプ制作、そしてシミュレーションまでをオフィス内で行うことができ、またその傍らでクラウド・コミュニティを活用して製品アイデアを募り、より素早くユーザーの希望に応える製品を送り出しています。

[筆者プロフィール]

田中 恵子

株式会社TCD クリエイティブディレクター

コンセプトからそのデザイン、コミュニケーションまでさまざまなブランド開発プロジェクトに携わる。デザイン領域にこだわらず暮らしをよりよくできるモノゴトをめざす。

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