ブランディング考

2020.08.03

ニューノーマルとニューエクスペリエンス

小川 智之 デザインディレクター

突如やってきたニューノーマル時代。人々の消費行動が変わってきたため、ブランドの価値や体験、モノの売り方・伝え方はこれまでのようにはいかなくなり、全く新しく構築する必要があります。

人々がニューノーマルな変革に対応しながら生きていく中で、消費行動に大きな変化が表れています。これは私自身の行動を振り返っても実感するところです。
これまでの接客~購入に至る一連の流れから、人との接触を避けたECサイトでの購入へシフト。購入はモニター画面に現れる情報をベースに行われ、節約意識の高まりから商品に対する情報収集や類似品比較をしながら、じっくり本質や価値を吟味するようになってきています。その流れから衝動的な購入、流されるままに買っていた習慣は考え直され、本当に必要なものを考えることで、価値あるモノだけが生き残っていくでしょう。
以上をふまえ、これからのブランド訴求やブランドの成長に大切なことは、大きく2点あると考えます。

1)デジタルコンテンツでモノゴトの本質を魅力的に訴求できているか。
2)店舗などリアルな接点で「価値あるブランド体験」が得られるか。

消費者がWebサイトなどのデジタルコンテンツの情報を元に、必要性や価値を吟味していく中、まず本質を伝え選ばれる存在にならなければなりません。そしてリアルな店舗では、外出せずとも画面内でモノを手に入れることが完結できるのにわざわざに出向く分、これまでとは違った「価値あるブランド体験」が求められ、店舗はブランド体験の重要な場となっていくと考えられます。

新たなブランド体験の流れとしては、手元の端末でこれまで以上にブランドの本質や世界観をリッチコンテンツによって体験し、ブランドイメージを醸成。店舗では質感やサイズの体感はもちろん、例えばVRによる仮想体験サービスや通信によるイメージキャラクターやカリスマ店員とのコミュニケーション、自分仕様のカスタマイズシミュレーションやオーダーといったブランドの新しい価値体験が、ニューノーマル以降、ブランドを育てていく鍵といえます。

消費行動が変化する中、私たちTCDのクリエイティブがモノゴトの特徴や強み、本質を伝えることを継続しながら、ニューノーマルな時代に「体験」を変革させていくご提案をしていくことで、時代の変化に対応しながら長く愛されるブランド作りのお手伝いをしていきたいと考えます。

[筆者プロフィール]

小川智之
デザインディレクター

株式会社TCD グラフィック&ブランディングデザインセクション
京都精華大学 芸術学部 デザイン学科 ビジュアルコミュニケーションデザイン専攻 卒。
エディトリアルを中心にAD、パッケージ、WEBと幅広く業務を遂行。比類なき“オモシロイ”を目指し日々精進。


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ネットでのご説明、打ち合わせも対応しております。

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