株式会社ホビー
織りの文化を現代に伝える「FAB.(dot)」のブランディング
[調査・分析] 市場調査
[ブランド戦略] ブランド価値規定/デザインコンセプト企画/STP策定/ブランドストーリー企画
[デザイン開発] ネーミング/ブランドロゴ/商品企画/パッケージデザイン/プロダクトデザイン
[コミュニケーション開発] ムービー/Webサイト/パンフレット/広告
[ブランド育成] ブランド管理
日本の伝統技術である「織り」の文化が存続の危機に立たされており、伝統が途絶えてしまうと危惧されています。そんな織技術をもつ工場と共にジャガード織りのネクタイを長年手がけてきた株式会社ホビーが、「織り」技術の継承を目指し、日本の伝統織物の価値を現代に伝えていくライフスタイル雑貨ブランド「FAB.(dot)/ファブドット」を開発しました。ファーストコレクションとして、京都・西陣織の工場とコラボし、着物などに用いられる格式高い表現を現代的なストライプに落とし込み、アイテム展開しました。
「老舗ネクタイ屋が伝統織物をもっと自由に遊び尽くし、現代のライフスタイルに求められる形に昇華した雑貨ブランド」というコンセプト、さらにミッションやブランドストーリーまでを開発しました。フィールドワークやアンケートによる調査を行い、商品アイテムの傾向やニーズから、目指すブランドの世界観、提供価値を策定。ブランドの世界観を何度も練り直し、時間をかけ丁寧に土台作りを行いました。決定した世界観をもとに商品のカラーイメージやストライプの名称を提案し、ホビーのデザイナーとともに商品開発を推進。ブランドデビューに向けたWEBサイトデザインやSNS、POP UP STOREなど、ブランドのプロモーション活動もサポートしています。
ブランド名のFAB.(dot)/ファブドットは、ジャガード織の設計図であるパンチカードのドット(dot)から着想しており、「原点に立ち戻り新たな可能性を広げていく」という思いを込めました。世界観やものづくりへのこだわりを伝えるため、商品ビジュアルや織物工場を京都で撮影。Webサイトやブランドブック、ブランドムービー、SNSへと展開し、ファン獲得を図りました。