阪神電気鉄道株式会社/阪急電鉄株式会社

阪神電気鉄道/阪急電鉄『安全報告書2024』デザイン制作

[コミュニケーション開発] パンフレット

プロジェクトの背景

鉄道事業法により、各鉄道事業者は、安全確保に関する取り組みを行うとともに「安全報告書」を作成して公表することが義務付けられています。阪神電気鉄道および阪急電鉄でも企業サイトにて毎年度公開し、輸送に関する安全の取り組みや鉄道の適切なご利用への理解の促進を図っています。
TCDでは2023年、阪神電気鉄道の『安全報告書2023』を制作しました。2024年度の『安全報告書2024』では、阪神電気鉄道と阪急電鉄が表紙で初めてコラボレーションを行いました。表紙のイラストの舞台は高速神戸駅です。2006年に経営統合し、一体化が進む2社の姿を、表紙のコラボレーションというかたちで表現することになりました。

課題解決のアプローチ

2社分を同時に制作することついて、進行管理への不安に対する課題解決が必要でした。TCDと阪神電気鉄道では、2023年度の制作完了後、より安全な進行のための協議を行いました。そこで『安全報告書2024』の制作時には、制作の進行管理に関わる情報を一元管理して見える化できる運用ルールおよびコミュニケーションルールを定め、プロジェクトメンバー全員と共有することにしました。この結果『安全報告書2024』の制作は、阪神電気鉄道、阪急電鉄のどちらもスムーズに進行することができました。

クリエイティブのポイント

●表紙イラストのポイント
表紙の題材となった高速神戸駅は、阪神電気鉄道および阪急電鉄の共同使用駅であることから、両社で協議のうえ選ばれました。TCDではイラストの景色が高速神戸駅であることがわかるように描く必要がありました。そのため高速神戸駅のホームを観察し、阪神電気鉄道、阪急電鉄の2社が停車するからこそありえそうな様子を表現しました。また阪神電気鉄道『安全報告書2023』のイラストからの連続を感じさせる遊びのあるアイデアも取り入れています。
●フォーマットのポイント
2社それぞれのコーポレートブランドの独自性をフォーマットデザインで表現しています。阪神電気鉄道のフォーマットでは、沿線活性化プロモーションシンボル(ハートのマーク)から感じられるような、沿線のあたたかさや人間味、明るくイキイキとした印象を受けるようなデザインにしています。阪急電鉄のフォーマットは、ベースカラーにコーポレートアイデンティティとなっている「マルーン色」を用い、阪急ブランドらしいオーセンティックな印象を与えるデザインを制作しました。

阪神電気鉄道「安全報告書2024」
https://www.hanshin.co.jp/safety/report/
阪急電鉄「安全報告書2024」
https://www.hankyu.co.jp/company/approach/anzen/

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