商品ブランディング
Product Branding
商品ブランディングとは、多様化する顧客接点において、商品やブランドが「一貫性のある顧客体験」を提供することにより、ブランドイメージを立体的にコントロールするための活動です。TCDでは、コンセプト立案から商品デザイン、コミュニケーションデザインまで、ブレのない世界観作りをトータルサポートします。
Cases
- 新たな顧客や市場向けに、一から新ブランドを立ち上げたい
- 伸び悩んでいるブランドの課題を把握し、抜本的に見直したい
- 明確なコンセプトを策定し、ブランドイメージを向上したい
- コンセプト立案から商品や店舗デザインまで、発注を一本化したい
TCDではこれまで、ドラッグストアやスーパーで売られる日用品や食品、デパ地下のスイーツブランド、そして化粧品や雑貨、健康食品ブランドなど、幅広い領域の商品ブランディングを支援してきました。顧客に選ばれるブランドの共通点は「唯一無二のコンセプト」と「それを伝えるデザイン」を持ち合わせていること。そして急速に変化する現代では、常にブランドの健康状態を確認し、適宜調整していくことが必要です。TCDは立ち上げから成長期、そしてリニューアルまで、ブランド「らしさ」を育むパートナーとして並走していきます。
Framework
提供価値を中心としたブランドコンセプトの構築
商品ブランディングにおいてまず重要なのは、提供する側ではなく顧客視点での価値に着目した「独自性のあるコンセプトの策定」です。その価値は以下の4つに分類して考えられます。
①事実・特徴 そのブランドの商品特徴、企業の持つ強みや実績など
②機能的価値 顧客が得られる物理的、機能的効用
③情緒的価値 顧客が得られる好意的な感情や気分
④生活的価値 顧客の生活において必要な理由
既存や新規に関わらず、ブランドに必要な基本的価値は、他にない、または比較優位性のある①と②の項目です。これらの弱いブランドは苦戦を強いられるでしょう。それを起点に、顧客にどんな気分になって欲しいのか、どんな充実した生活を送って欲しいのかを描いていき、ブランドのポリシーとして定めます。それをメンバーで共有することで活動全体に一貫性を保ちます。
コンセプトを体現し、ターゲットの共感を生むデザイン開発
商品ブランディングの成功の鍵は、あらゆる顧客接点をデザインでコントロールし、一貫性を持った世界観づくりを行うこと。中でも顧客とブランドとの最重要接点であるパッケージやプロダクトデザインは、ブランドそのものと言っても過言ではない存在ですので、コンセプト開発フェーズからデザイン開発フェーズへ進む際には、ブレやギャップがない移行が肝となります、TCDでは、デザイナーがユーザー調査から参画し、デザインシンキングとロジカルシンキングの相乗によって顧客心理を炙り出しながら、ネーミング、ロゴ、商品、プロモーションツールやブランドサイトまで、全てのデザインをワンストップで開発することで、顧客の共感を生み出すブランド体験づくりを実装していきます。
Process
調査・分析
市場調査やユーザー調査を通して、ブランドの開発目標や、現在の価値や課題を炙り出します
ブランドコンセプト策定
提供価値を中心としたブランドコンセプトを、視覚化と言語化を合わせて検討していきます
商品開発支援
新しい顧客価値の創出を目指した商品開発における、調査やプロトタイピングをサポートします
ブランドデザイン開発
ブランドコンセプトに基づき、ネーミング、ロゴマーク、プロダクト、パッケージなど、ブランドをカタチにしていきます
ショップデザイン開発
ブランドの世界観醸成やVMDの観点から、理想的なブランド体験を提供する売り場づくりを検討していきます
プロモーションデザイン開発
ブランドサイトや広告、ツール類まで、一貫性を持たせつつメディア毎に効果的に機能するデザインを実装します
ブランド育成
新商品やアイテム追加、コンセプト受容度調査やチューニング、リニューアルなど、継続的なブランド育成をサポートします