日東電工株式会社
アウター、インナーの両輪で、全世界の顧客・社員へNittoブランドの浸透を図る
[調査・分析] ビジュアルオーディット
[ブランド戦略] ブランド価値規定/デザインコンセプト企画
[デザイン開発] ブランドロゴ/ブランドガイドライン
[コミュニケーション開発] コミュニケーション戦略
[ブランド育成] ブランドコンサルティング/インナーブランディング
Nitto(日東電工株式会社)はエレクトロニクスからライフサイエンスまで、様々な業界に製品を提供する高機能材料メーカーです。早くからグローバル進出を進め、現在は売上の70%以上は海外。従業員も60%以上が外国人で占められています。コーポレートブランド刷新当時、Nittoはグローバル化セカンドステージを迎えており、海外のお客様にとって認知しやすい視認性の高いブランドへの変更を必要としていました。また会社規模が大きくなっていく中で、Nitto PersonとしてのDNA(価値観や行動の基本)を世界に点在するすべての事業所に浸透させていくインナー・ブランディングへ取り組む必要がありました。
Nittoのこれまでの成長を支えてきた原動力は「新しい価値を生み出す能力」。「ニッチトップ戦略」「三新活動」という独自のメソッドを用いて次々と新しい技術・製品・事業を生み出し続けることが強みでした。この精神を改めて浸透するために、100周年に向けてコーポレート・ブランドをリデザイン。このインパクトを旗印にしながら、まずは社内の意識改革を促すインナーブランディングの取り組みをスタートさせました。ブランド刷新を単なるマークの変更にせず、一人ひとりが自ら変わるきっかけにしようと「市場が変わる。経営が変わる。仕事を変える。ワタシも変わる」というメッセージを発信。これに応える形で全世界の事業所で行われた取り組みを社内イントラでシェアして、理解の浸透と行動の誘発を狙いました。
従来「NITTO DENKO」と10文字だったロゴを「Nitto」の5文字だけにし高い視認性を確保。Nitまtoのブランドマークは、Nにアクセントを置き、Nittoが変化を契機に、戦うフィールドやエリアを大胆に変え、自らが変化しながら新しい価値を提供していく企業であることを表現しています。ブランドメッセージの「Innovation for Customers」を組合わせたコンポジットロゴで新しい価値を作り出すNittoのDNAをアピール。また全世界の事業所でブレのないブランド訴求が行えるように使い勝手のいいデザインガイドラインを更新しました。