Corporate Branding
企業ブランディング

企業ブランディングとは、会社の「良さ・魅力・特徴」を分かりやすく伝えていく活動です。いわゆるブランド価値のことであり、これが明確ではない会社の多くは苦戦を強いられています。

強い企業ブランドになるために必要なこと

ブランド価値は、一般的には「機能的価値」と「情緒的価値」によって規定されます。「機能的価値」は製品やサービスからもたらされる実利のことです。これはブランドが成立する絶対条件であり、実体のないブランドは必ず淘汰されます。一方「情緒的価値」は五感や気持ちで感じるベネフィットのことです。「機能的価値」はいずれキャッチアップされるので、「情緒的価値」がブランドの優劣を決めると言われます。よく自動車業界のブランドが引き合いに出されるのですが、TOYOTAは「機能的価値」は非常に優れているが「情緒的価値」が低い。BMWやMercedesはこの両方を兼ね備えているので顧客にとっての魅力は格段に上になる、というものです。つまり「機能的価値」と「情緒的価値」の両方を兼ね備えていないとパワーブランドと呼ばれる強いブランドにはなれないわけです。TOYOTAに限らずマーケティングにおけるブランドの地位が低かった日本の大半のブランドは「機能的価値」に偏重していて、「情緒的価値」の醸成については真剣に取り組んできませんでした。しかし、技術の平準化が進み、品質や性能に大きな差のない同質化競争が加速してきたことで、ようやく「情緒的価値」の重要性が認識されるようになってきました。

CIブームからブランディング、そしてストーリーへ

少し前までの企業ブランディングの焦点は、「言葉」だけでは伝えることが難しいブランド提供価値を、人の気持ちが惹きつけられていくような「デザイン」や「五感」に訴えかけていくことでした。下表に示した「企業ブランディングの変遷」の第3期から第4期にあたります。現在はこれをさらに進化させて、一つの「ストーリー」に仕立てて顧客の「共感」や「絆」を生み出していくことが求められています。

■企業ブランディングの変遷
  • 第1期:「表層の時代」   バブルの1980年代後半に起きたCIブーム
  • 第2期:「左脳の時代」   ブランド提供価値を「言語」で伝える
  • 第3期:「右脳の時代」   ブランド提供価値を「視覚」で伝える
  • 第4期:「五感の時代」   ブランド提供価値を「五感」で伝える
  • 現在:「ストーリーの時代」 ブランド提供価値を「ストーリー」で伝える
  • 新たなブランド価値を求めて

    TCDではこれまでに取り組んできた企業ブランディングの事例分析を行い、よりよいブランド価値を作る方法を進化させてきました。現在では「機能的価値」と「情緒的価値」に加えて、「知的共感価値」という第3の価値を重要視することを提唱しています。これは頭で感じる価値のようなもので、そのブランドの出自や歴史といったバックボーンや、ものづくりの哲学やこだわり、何を目指しどういう社会を作りたいのかといったビジョンや戦略等にシンパシーを感じてもらえるか、ということです。この「知的共感価値」の情報を強化できれば、共感性の高い優れたストーリーになる確率は大きくアップします。つい人に話したくなる、ネット上で発言したくなるようなストーリーにまで仕立てられれば最高です。

    どんな会社にもこうした価値の「芽」は必ずあります。当たり前と思っていることの中に、外から見たら魅力的なことがたくさん詰まっていたりします。ぜひ一度私たちのような第三者の客観診断を受けてみませんか。自分たちでは気づけていなかった価値を見つけることができるかも知れません。

    TCDの企業ブランディングのメソッドは、大企業ばかりでなく、中小企業、ベンチャー、NPOなど幅広い方々にご利用いただいています。ぜひお気軽にお問合せください。

    企業ブランディング業務項目例

    • 企業ブランドアセスメント調査
    • 経営トップ・キーマンヒアリング調査
    • 企業ブランドコンセプト開発
    • 企業ブランドデザイン調整・修正
    • 企業理念体系の再構築

    企業ブランディング実績