小林製薬株式会社

芳香消臭パイオニアブランド・「消臭元」パッケージデザインリニューアル

[デザイン開発] ブランドロゴ/パッケージデザイン

プロジェクトの背景

本プロジェクトが始まった2022年は、コロナにより家族みんなで家にいる時間も増え、自宅での芳香消臭剤の役割や捉えられ方にも変化が起こったタイミングでした。おうち時間の増加に伴い、「家族みんなに受け入れられる定番感・安心感」のあるデザインへ生まれ変わらせることをゴールとし、家族のにおい問題をなんとかしたいという悩みから、①消臭効果を感じさせる、②きつい香りを苦手とした層も安心して使える、③過度な香りは感じさせないの3点をポイントに、デザインリニューアルを行いました。

課題解決のアプローチ

リニューアルデザインではパッケージ上部に白い余白を設け、清潔感と消臭効果を表現。下部は背景を透明にしてナチュラルなトーンのシズル写真を入れることで、重すぎない優しい芳香のイメージを演出。求められている消臭と芳香のダブルの機能を、シンプルなデザイントーンで訴求しました。
若年層だけに向けたリニューアルならば、たとえばかわいさや奇抜なデザイン性が求められるかもしれませんが、子どもから親世代まで幅広く受け入れられるデザインが今回のリニューアルのゴールであり、そこを外さない情緒性と機能性の表現の両立を心掛けました。

クリエイティブのポイント

前述した課題解決のアプローチの工夫以外にも、同質化した芳香剤市場の中でパイオニアブランドとしての確かな自信と誇りを表現するため「Pioneer brand shoshugen since 1995」のコピーをロゴマークに組み込みました。また、今までお部屋用とトイレ用のデザインを容器の形状の違いでしかアピールできていなかったため、購入者が迷う要因となっていましたが、今回から家とトイレのシルエットマークを入れることで、どの世代の方も直感的に判断できるよう改善しました。

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