芦屋・銀座通信 ~南芦屋浜~

「芦屋・銀座通信」では、TCDのオフィスがある兵庫・芦屋と東京・銀座からリレー形式でコラムをお届けします。

大阪湾に面する阪神間には、ポートアイランドや六甲アイランドをはじめとする、多くの埋め立てによる人工島があります。芦屋にも「南芦屋浜」という人工島があります。南芦屋浜の西隣に位置する深江浜から、鳴尾浜までの5 つの人工島は橋で繋がっており、歩行者や自転車も通ることができます。各島を繋ぐ橋からは、六甲山や大阪湾の風景を望め、サイクリングやウォーキングに絶好のスポットになっています。今回はそんな南芦屋浜の魅力をご紹介したいと思います。

芦屋浜シーサイドタウン

深江浜ー南芦屋浜間の橋からは芦屋の街並みが一望できます。その中でも特に目に入るのが芦屋浜シーサイドタウンの高層住宅群です。1970 年代にユニット工法で建てられた、この高層住宅群は独特の近未来的デザインで存在感を放っています。

陽光緑地

芦屋浜シーサイドタウンと水路を挟んで反対にある、南芦屋浜北岸には東西全長約1500 メートルの陽光緑地があります。緑に囲まれた気持ちのよい遊歩道は市民に愛される憩いの場です。春には桜が咲き誇り、毎年4 月初旬に行われる芦屋マラソンのコースにもなっています。北岸を流れる水路には、カヌーやヨット、水上スキーなどのアクティビティを楽しむ人がたくさんいて、眺めているだけでも楽しい気分になります。天気のいい日には、時間を忘れてのんびりとしてしまいます。

潮芦屋浜ビーチ

北岸から住宅地を抜けて南岸に出ると、潮芦屋浜ビーチに現れます。人工海浜のこのビーチでは遊泳はできませんが、海を眺めたり、ビーチバレーを楽しむことができます。夏に開催される「芦屋カーニバル」ではここで花火が打ち上げられ、多くの人で賑わいます。

芦屋マリーナ

南芦屋浜西側にある芦屋マリーナには、ヨットやクルーザーなど海に関わる施設やレストラン、フィットネスクラブなど様々な設備が充実しています。2018 年には、近隣に高級リゾートホテルやゲストハウスウェディング会場が新たにオープンし、進化を続けるエリアとなっています。南芦屋浜の中でも特に高級感の漂う場所で、クルーザーが停泊する海沿いの遊歩道を歩けば、ちょっとしたリゾート気分を味わえる、散歩におすすめのスポットです。


企業の工場が多く点在する近隣の人工島と比べ、南芦屋浜はリゾート感のある独自の街づくりが進んでいます。今後の街の変化に注目しつつ、南芦屋浜の景色や潮風でリフレッシュして、デザイン制作に取り組んでいきたいと思います。


[筆者プロフィール]
能登 愛  株式会社TCD デザイナー
多摩美術大学 美術学部 グラフィックデザイン学科 卒
パッケージデザイン、エディトリアルデザインなどの業務に従事。
サイクリングや季節の花を見に出かけることが趣味。