プロダクトデザイン
プロダクトデザインは、商品特徴が明記されているパッケージとは違い、商品の基礎となる「機能」や「技術」を語らずしてユーザーに分かりやすく、使いやすく、「伝える(伝わる)」ことが必要です。その設計により、ユーザーの商品に対する理解度、購買意欲などは大きく左右されます。
私たちTCDは、長年にわたる日用品の開発に携わった経験から、常にユーザーの視点に立ち、人に、生活に、フィットしたデザインを提供してきました。
クライアントの技術力に対して、新しさ、美しさ、品格などの「感性」を加えたカタチを想像し、「魅力あるプロダクトデザイン」を提供します。またそれらの創作を通じてユーザーの暮らしを豊かにしていきたいと考えます。
そのために、私たちはクライアントの既存商品、競合商品を見つめ直すことから始めます。また、商品が家庭内などで実際にどんな環境で、どんな使われ方をするのか観察を行い、コンセプト策定時や競合調査だけでは見えていなかったデザイン課題を洗い出します。
そしてデザインコンセプトワードに加え、言葉では表しにくい抽象的な感覚を確認・共有するツールとして、キーワードを用いながら競合品のデザインを分布図にし、当該商品の狙うポジションをシミュレーションするポジショニングマップ、目指す世界観をまとめたビジュアルイメージボードなども多用。これらを元にデザイン作業(ラフスケッチ、2Dスケッチ、3Dデータ)を進行していきます。
さらに社内3Dプリンターによるプロトタイプを制作し、検証、分析、提案へのフィードバックに活用。デザイン調査や設計確認等に使用できる精度の高いモックアップも、協力先とともに制作できます。またデザイン決定後も、製造会社による試作や設計・量産管理等の調整事項などの確認、完成までのディレクションも可能です。
プロダクト単体だけでなく、ユーザーとの最初の接点であるパッケージまでを考慮した「魅力あるデザイン」の提供。それが、商品をブランディングの観点からワンストップに叶えられる、私たちTCDのプロダクトデザイン最大の強みです。
業務項目例
- 店頭調査、使用環境調査
- 競合製品分析
- イメージボード作成
- イメージスケッチング
- 3Dモデリング
- 3Dプリンターによる試作および検証・分析
- パッケージ、プロモーション用3DCG素材の制作