ブランディングと映像のチカラ

TCDにご依頼いただく案件の中で、ここ最近は映像に関するご要望も多くいただくよう になりました。ここ一年でわたくしが携わった案件の中でも、商品ブランディングと動画プロモーション、パッケージデザインとHOW TO動画、ブランディングとコンセプト動画、WEBデザイン とYOUTUBE広告など、一連のクリエイティブの中には、映像コンテンツを求められることが多々あります。ペーパーレスが進む中、駅構内や車内広告においても、次々とデジタルサイネージ化され、広告が動くのは当たり前になり、SNSで発信されたパーソナルな映像が大きな影響力を持つこの時代には、映像プロモーションはマストなコンテンツと言えます。

ブランディングにおいても、映像は視聴者に「コンセプト」や「想い」を伝え、その「価値の向上」を期待できるとても効果的な手段です。
「ワタシたちってこんな企業です。」「 ワタシの魅力ってこれなんです。」と、目指す立ち位置、コンセプト、価値を分かりやすく感じさせることができるの が「映像のチカラ」でしょう。

有名なところでは、星野リゾートのブランディングの一例、「星のや」はブランドのテーマにあったブレのないコンセプトムー ビーで、観ただけでブランドの目指す世界を「体感」することができます。映像と合わせることで、タグラインがぐっと心に入りますね。企業の思想と世界観がしっか り理解できる良い例だと思います。

星のや コンセプトムービー 01

(シリーズで展開されていますので、お時間ある方は是非。観るだけで日常から逃亡できます)

動くビジュアルの強さに加え、映像に影響力がある理由の一つとして、「ストーリー性」が挙げられます。ストーリー を絡めた視聴者の「感動」はものスゴイ「共感力」を発揮します。そして、今の時 代はあっという間に世の中に拡散されて行きます。
プロモーションの中に映像の特性である「ストーリー」が加わることで、より世界観を強めて感動を引き出してくれるのです。さらに、個人的に大好きなストーリー性の強いムービーを3本お届けします。とても有名な動画なのでご存知の方も多いでしょう。

宮崎県小林市PRムービー

早稲田アカデミー ブランドムービー「へんな生き物」

株式会社東山堂 プロモーション動画

こちらはYahoo!ニュースでもかなり話題になりました。
ご覧になった方も多いかと思いますが、それでも!ハンカチのご用意をオススメしておきます。

いかがですか?映像ならではの面白さがありますよね。ストーリーが入るとまた別 の「共感」が生まれますね。
いずれも完結に向かっての伏線の回収がまあ、お見事!
東山堂に至っては最後の「音楽は、言葉を超える。」で、東山堂の全てを語っている気がします。

映像制作で気をつけていること

他の仕事と同じく、映像を企画する際に最も大切なのは、お客様の「想い」を組みとることでしょう。そしてお客様の持っている価値がどこにあるのか見出すこと。 そして、どう描けばそれが伝わるのかシナリオを組みます。映像は「世界観」を伝 えやすい手段なので、ヒアリングは最も大切であり、描こうとするブランドをよく理解することが重要です。

その中でTCDが優位な点が一つあります。
それは、映像制作に入る際には、お客様の持つアイデンティティを、ブランドを制作する立場 としてよく理解している点です。ブランディングにせよ、商品プロモーションにせよ、HOW TOにせよ、私たちTCDは映像の制作に取りかかるずっと前から、お客様の目指すべき着地点を一緒に模索し、 ブランドを作り上げて来ています。つまり、描く対象が何者なのか熟知しているのです。その企業のコンセプトやサービスの魅力、ロゴとタグラインの由来、商品ならその機能と特徴などを、お客様と共に作り上げて来た時間と経験が既にありますので、その「想い」「バックストーリー」「ブランドの価値」「目指す世界観」は肌で感じています。お客様の「想い」に近い視点からスタートできるのは、TCDならではの強みですね。

映像の需要が益々上がる中、TVを見ない世代が増えたからこそ、ターゲットに ストレートに届く映像、話題になるプロモーションが必要な時ではないでしょうか。

さて、最後になりますが、TCDがお手伝いさせていただきました、トータルブランディングの一例をご紹介してこのコラムのエンディングとさせていただきます。
ホテルグランヴィア京都の15Fフロア、「KYO-BUTAI」の集客をより活性化させるため、ブランドコンセプトの策定からサイネージ動画まで、一貫したクリエイティブを提案させていただきました。

ホテルグランヴィア京都 TCD事例紹介

TCDは、これからもお客様の気持ちに「最も近い場所」から、ブランディングとしての動画にもチカラを入れて参ります。ぜひお客様の「想い」を聞かせてください。お待ちしております。


[筆者プロフィール]古谷晴美 TCDブランディングセクション所属シニアデザイナー
大阪芸術大学 映像学科を卒業後、グラフィックデザイナーに職位した異色人。
TCDでは前職の経験を活かし、パッケージ、プロモーション、広告、映像企画なども担当。誰もが関西人と疑わない、まさかの「横浜人」