2011.12.29
Branding Topics 番外:2011年印象に残ったブランディング2
先週に引き続き、今週もBranding Topics 5は、年末ということで
TCDスタッフが選んだ「2011年印象に残ったブランディング」をご紹介します。
今週は「ブランド・コミュニケーション篇」です。
年末年始にゆっくりご覧ください。
TCDスタッフが選んだ「2011年印象に残ったブランディング」をご紹介します。
今週は「ブランド・コミュニケーション篇」です。
年末年始にゆっくりご覧ください。
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IBM創立100周年キャンペーンIBMが創立100周年を記念して、さまざまなプロモーションを行いました。サイトもそれに伴って、グラフィックを中心とした洗練されたデザインにリニューアル。記念サイトではこれまでの歴史やIBMらしい取り組みの紹介、記念書籍やシンポジウムの紹介など、非常に充実したコンテンツを提供しています。まさに周年記念のお手本のようなプロジェクトです。「THINK楯」にはちょっと驚きましたが。IBM/100周年キャンペーンhttp://www.ibm.com/ibm100/jp/ja/
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NTTドコモ テレビCM「森の木琴」篇森の中にゆったりと響く「森の木琴」の素朴なメロディーが印象的です。この木琴は実際に森に数日かけて設置され、細かな微調整を経て撮影されました。その自然が生んだ美しい音色はYoutubeにも掲載され、日本だけでなく世界中で話題となりました。カンヌ国際広告祭でもフィルムクラフト部門など計3部門で受賞しています。TOUCH WOOD SH-08C|NTTドコモhttp://answer.nttdocomo.co.jp/touchwood/#play
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九州新幹線 全線開通3月に全線開通した九州新幹線のテレビCMも、震災の影響でテレビではほとんど放映されませんでしたがネットを通じて広まりました。全線開通を祝って九州を縦断するウェーブを音楽に乗せて映し続けているだけなのですが、たくさんの人々が楽しそうにウエーブするその光景はとても楽しく、幸せそうで、見ているこちらもとてもハッピーな気分になります。九州をひとつにする、というコンセプトが楽しい実感を持ってわかりやすく伝わってきました。こちらもカンヌ国際広告祭で受賞しました。
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OLIVEの取り組み3月の未曾有の震災によって、さまざまなことが変化した年でした。震災にあたってはさまざまなプロジェクトが立ち上がり、今もなお活動を続けていますがこの「OLIVE」の取り組みもそのひとつです。被災地で役に立つデザインやアイデアを広く募集し、誰でも書き込んだり、編集することができる。この即時性と持てるナレッジのシェアという概念は急速に広まったのではないでしょうか。上にあげた事例とは性質が異なりますが、同じように人の力を感じます。
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岩手日報「IWATTE」「いわてのテとテ」最後にご紹介するのは岩手日報が実施している「IWATTE」と「いわてのテとテ」。地「IWATTE」は「not Global, but Personal」をコンセプトに、特別な日のその人のためだけの号外を発行するサービス。「いわてのテとテ」は「岩手からの想い」と「岩手への想い」をつなぐメッセージをさまざまなメディアを通じて発信を続けています。域に密着する地方新聞社だからこそできる取り組みが、低迷する新聞業界の中で光って見えました。
いかがでしたでしょうか?ブランド・コミュニケーションという観点は非常に幅広く、ブランドや企業の行う取り組みひとつひとつが大切なブランディングの一環ですが、その中から、特に印象に残ったものをご紹介しました。
さて、Branding Topics、年内の更新は本日で終了です。始まったばかりのコンテンツではありますが、今年1年、どうもありがとうございました。来年も様々なニュースをご紹介していきたいと思いますので、どうぞよろしくおねがいいたします。