2014.06.01
Branding Topics #33:世界のブランド価値トップ100をインフォグラフィックで
田中 恵子 株式会社TCD クリエイティブディレクター
世界最大手の広告会社WPPグループが、ブランド価値ランキング「BrandZ TOP100 Ranking」を発表しました。
最もブランド価値が高いとされたのはGoogle。昨年の2位からワンランクアップし、昨年まで3年連続1位だったAppleは2位に。3位IBM、4位マイクロソフト、5位マクドナルドと、テクノロジー系企業がトップを独占する形になりました。
トップ100の中で躍進したのは「WeChat」などで有名な中国広東省に本拠地を置くインターネットサービス会社のテンセントが14位に。またFacebookやTwitterなどのSNSサービスも上位に並び、ソーシャルネットワークブランドの価値が高まりを見せています。
各分野ごとの結果では、アパレルではナイキ、銀行ではHSBC、ビールではBUDLIGHT、アグジュアリーブランドではルイ・ヴィトン、美容ケアではロレアルがトップとなっています。ランキングの傾向をまとめたインフォグラフィックが充実していて、眺めるだけでも楽しい内容になっています。
日本企業ではトヨタ26位、ホンダ70位、ニッサン90位と車メーカーが健闘していましたが、テクノロジー系の業種や新興ブランドとしては名前が上がりませんでした。日本発の元気なブランドが出てきて欲しいですね。
MillwardBrown:2014 BrandZ Top 100
[筆者プロフィール]
田中 恵子
株式会社TCD クリエイティブディレクター
コンセプトからそのデザイン、コミュニケーションまでさまざまなブランド開発プロジェクトに携わる。デザイン領域にこだわらず暮らしをよりよくできるモノゴトをめざす。