商品開発支援
Product Development
あらゆる業界で平準化が進み、商品機能では差別化が困難な今、自社の強みや価値を「顧客視点」で提案できておらず、成果が上がらないブランドは少なくありません。TCDでは、商品ブランディングの起点として重要な商品開発を、「新しい顧客価値の創出」を目標にサポートを行います。
Cases
- 自社素材、技術、商品をベースに新商品を開発したい
- BtoBメインだったが、新たにBtoC向けの商品を開発したい
- 時代に合わせて、自社のプロダクトデザインを刷新したい
- 社外デザイナーとコラボレーションし、デザイン思考を取り入れたい
新しい顧客価値を創出するには、まず顧客を知ること。またそれは顕在化している欲求を確認するのではなく、顧客自身もはっきりと認識していない「隠れた本音や心理」(=インサイト)を掴むことが重要です。メーカー企業にとって商品はまさに企業活動の象徴であり、まだ見えない顧客の「これが欲しかった」を見つけ、自社の強みと掛け合わせて提案することで、顧客や社会に新たな期待を醸成し、企業ブランド向上に繋げていきます。TCDでは、デザイナーがユーザー調査から参画し、デザイン思考による革新的なアイデア創出をサポートします。
Framework
顧客価値創出の起点であるユーザーインサイト調査
効果的なインサイトを掴むには、探求したいテーマを絞り込んで調査するのではなく、関連するカテゴリーやライフスタイルにまで視野を広げて、先入観を持たずに顧客をフラットに観察することが重要です。そして見えてきたインサイトを、ユーザータイプ別に分類することで、狙いを定めていきます。インサイトの分類については一般的には以下の3つに分類できます。
①価値 満足感や肯定的心理
②不満 不満や否定的心理
③未充足欲求 十分に満たされていない心理
いずれのインサイトも、探求テーマやカテゴリーにおいて、これまでには明確になっていない心理でありながら、人に気づきを与え、「欲しい!」という気持ちを創発するものでないと、インサイトとは言えません。
アイデアをスピーディーに可視化する、ラピッド・プロトタイピング
ユーザーインサイト調査などを通じて掴んだアイデアの種は、その時点ではまだ誰も見たことのない形のないもの。これは、と思うアイデアを開発メンバーや顧客と共有し、可能性や課題を見出すためには、商品イメージや機能の可視化が必須です。TCDではデザイナーとプランナーがユーザー調査から参画し、デザインシンキングとロジカルシンキングの相乗によって革新的なアイデアを創出すると同時に、スケッチやモックアップ制作など、これまでのデザイン経験から得た技術を駆使し、スピーディなプロトタイピングを行っていきます。
Process
ユーザーインサイト調査
インタビューやフィールド調査などを通して、対象者の潜在的価値や不満、未充足欲求を明らかにします
アウトライン設計
調査結果を元に改めて市場機会を検討、プロジェクトの大まかなアウトラインを設計します
プロトタイプデザイン
調査で得た新たな気づきを、仮のコンセプトとデザインで実装し、商品試作を制作します
デザインテスト
プロトタイプを元にユーザー調査を実施、生の声や動作を確認し、コンセプトやデザインの課題を見つけます
プロトタイプ調整
プロトタイプデザインの調整、テストを繰り返し、製品化に向けてブラッシュアップしていきます
商品ブランディング支援
提供価値規定やブランドストーリー、ネーミングやロゴ、パッケージや広告など、製品化に向けたクリエイティブ開発をトータルサポートします